石垣島の正月は3回くる!?「神・自然・ご先祖」とつながる八重山の不思議な年明け

みなさんは、1年に「お正月」が何回ありますか?普通は1月1日の1回ですよね。 でも、ここ石垣島や八重山諸島には、なんと**「3回の正月」**があるんです!

「えっ、どういうこと?」と思った方のために、今回は八重山の人々が大切にしている3つの正月行事について解説します。これを読むと、島の人たちが何を大切に生きているのかが見えてきますよ。


1. 新正月(シンショウガツ)

まずは、カレンダー通りの1月1日。これは全国共通の「お正月」ですね。

2. 旧正月(キュウショウガツ)

次にやってくるのが、旧暦の1月1日に行われる**「旧正月」**です。 現在でも、特に海のとともに生きる漁師さんたちの間では、新正月よりもこの旧正月を盛大に祝う風習が残っています。

黒島の大綱引き

特に黒島では、旧正月に盛大な大綱引きが行われます。島の人だけでなく観光客も参加できるこの行事には、その年の運勢を占う大切な意味があります。

  • 北組が勝てば:その年は「大漁」
  • 南組が勝てば:その年は「豊作」

また、会場には**「ミルク様(弥勒菩薩)」**という、黄色い衣装にふっくらとしたお顔の神様も現れます。五穀の種を分け与え、幸せを運んできてくれるありがたい神様と一緒に、1年の豊かさを祈るのです。

3. 十六日祭(ジュールクニチー)

そして最後が、旧暦1月16日に行われる**「十六日祭」です。これは「あの世の正月(後生の正月)」**と呼ばれています。

「あの世の正月」と聞くと少し怖いイメージを持つかもしれませんが、実はとっても温かい行事なんです。 この日は、家族や親戚みんなでお墓の前に集まります。

  • お墓を綺麗に掃除する
  • 重箱に詰めたご馳走やお酒をお供えする
  • お墓の前で、みんなでピクニックのように賑やかに過ごす

ご先祖様と一緒に新年をお祝いする、八重山ならではの「家族の団らん」の形。内地の「静かに手を合わせる」お墓参りとはまた違った、明るく優しい文化ですね。


まとめ:八重山の人は「3つの世界」とつながっている

こうして見ると、八重山の3つの正月にはそれぞれ深い意味があることがわかります。

  1. 新正月:今の暮らしの節目
  2. 旧正月:神様や自然への感謝と祈り
  3. 十六日祭:ご先祖様との絆

いろんな世界と繋がりながら1年を始める。そんな島の人たちの精神文化を知ると、石垣島の景色がまた少し違って見えるかもしれません。

次回の「十六日祭」の時期に島を訪れる方は、ぜひお墓の前で賑やかに過ごす家族の姿を探してみてくださいね(もちろん、お邪魔にならない程度に!)。


この記事の元になったエピソードは、YouTubeでも公開中です。ウシマイとエンミの楽しい掛け合いをぜひチェックしてください!

今回ご紹介した内容をもっと詳しく知りたい方はこちら:

正月が年3回!?石垣島の不思議すぎるお正月事情が凄かった!石垣島ポットキャスト
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